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2013年12月08日 00:00 AM

生命の響き「声楽」

楽器のヴィオラ・ダ・ガンバと、リュートを取り入れた
合唱の演奏会を観に行ってきました。

ソプラノ7名、アルト6名、テノール3名、バス5名のアンサンブルで
選曲は、スペイン・ルネッサンス期の
「雅歌」(がか:聖書の中の一編。男女の賛美を歌い上げる詩)を題材にした
モテット(声楽曲のジャンルのひとつ。宗教曲)を組み合わせた内容とのことで
どんな感じかな?と楽しみに伺ったのですが
とても素敵でした*・゜

都心の 小さな教会で奏でられた ヴィオラ・ダ・ガンバと リュートは
ドアの一歩外が 師走を迎えた東京であることを忘れるような
まるで、雪深い森の教会で奏でられているかのような
控えめで 柔らかな音で
合唱を盛り上げるというよりは、寄り添うように
雅歌を色付けていたのが印象的でした。

私はこれまでに、ブルガリやウィーンなどの
少年少女の合唱は、CDで入手して聴いたことがありましたが
成人男女のアンサンブルを
生の響きで聴いたのは初めてでした。

ソプラノは勿論ですが、男性のテノールも
高い声域の中に、何ともいえない包容力があって
本当に「声楽」声を楽しませてもらいました。

一年を締めくくる12月に相応しい 神聖な場所で
母の祈りのような… 命ある慶びのような
尊い響きに包まれた夜でした*・゜

本日のBGM
(参考:ヴィオラ・ダ・ガンバ&リュート)